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視察報告~大阪湾広域処理場(フェニックス)神戸沖埋立地~

大阪湾広域処理場(フェニックス)神戸沖埋立地の視察報告
2012年7月3日(火)

(1)視察者
村山祥栄議員、佐々木隆吏議員、中島拓哉議員、北村直也

(2) 視察先
大阪湾広域臨海環境整備センター 神戸事業所

(3)日程
7月3日(火)
11:30 京都市役所裏駐車場集合
13:40 神戸基地管理事務所到着
14:00 神戸基地出航
14:20 神戸沖埋立処分場着
15:00 神戸沖埋立処分場出航
15:20 神戸基地着
15:40 神戸基地管理事務所出発
17:00 京都市役所着

(4)視察報告
本日フェニックス処分場を視察しました。元々、関西の自治体が爆発的に増加するゴミの 最終処分地として合同で設置し、関西中の焼却灰がこの処分場へ運ばれてきます。京都市は自前の最終処分場「エコランド音羽の森」に加え、こちらの処分場へも焼却灰をお願いしております。

今回の目的は、京都市で受け入れる方向で議論している災害がれきの焼却灰をこちらに持ち込めるかどうかという点です。もちろん、広域連合では、この処分地へということを前提に話を進めておりますが安全性の確保や地元住民の反発など、スムーズに運んでいないのも現実です。

そこで、安全性の確保ができるかの有無、具体的に懸念される課題、処理方法の手順などを現地から再確認しようということで足を伸ばしました。今回訪れたのは、4箇所あるうちの海洋埋め立て地である神戸沖処分場。これは完全に洋上にある処分場で、海洋上に長方形の形状に鉄板を地中深く埋め込み、長方形の中に順次焼却灰を投棄していくという処分方法が取られています。

今の主力の処分場ですが、灰を投棄するたびに鉄板で囲った内側の水位が上がる為、その海水を鉄板の外側へ放流する必要があります。この際に、下水処理施設によって綺麗な水にろ過されるわけですが、セシウムが含まれる焼却灰をこの処分地に投棄した場合、海水へ溶け出すため、下水処理施設で処理しきれるかどうかという点においてかなり課題が残るというのが正直な感想です。

こちらについてはより踏み込んだ調査が必要であることはいうまでもありませんが、現段階では海洋投棄よりも陸上型の処分地(尼崎・泉大津)への処理が好ましいということを今回の調査により再確認いたしました。とはいえ、尼崎・泉大津も既に埋め立て進捗状況が99%と、処分地としての最終段階に来ております。引き続き、この件については深く調査を進める必要があります。

(図:神戸沖埋立て処分地の全体図)
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※大阪湾広域臨海環境整備センターのウェブサイトより転載。

(参考:施設概要)
神戸沖の広域処理場は2001年度から受け入れをスタート。当初は2005年度に終了する計画でしたが、ごみの減量化で受入量が想定を下回り、現在では2027年度まで埋立てを継続する予定です。神戸沖の埋立地はポートアイランドの南沖に位置し、埋立て完了後に埋立地を売却する予定でしたが、経済情勢の変化により、埋立地の売却は難しい状況です。

神戸沖の広域処理場は南北1,500m、東西550m。その容量は150万㎥(京都市割当分:12.9万㎥)です。京都市の平成24年度の一般廃棄物処理計画によれば、約51万トンの一般廃棄物の受け入れと約7万トンの埋立てによる最終処分を想定しています。埋立て地の内訳は音羽の森が約5万トン、フェニックスが約2万トンです。

廃棄物処理の概要は以下の通りです。トラックで基地に運ばれた廃棄物はまず港で(a)受入検査を実施します。次に投入ステージから(b)運搬船に積み込み、埋立地に運搬します。そして重機によってベルトコンベアに乗せ、埋立場所に運びます。そこで(c)埋立作業をします。内洋の廃水は(d)配水処理施設で浄化し、外洋に排出します。

(図:内洋と外洋を遮断する鉄板)
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※鉄板は長さ約30mあり、海底の粘土層まで到達し、埋立地と外洋を完全に遮断。

(a)受入検査
搬入基地に入場したトラックはまず受付ゲートを通ります。受付ゲートで荷台の確認を行い、投入ステージに移動します。

(図:受け入れゲート)
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(b)積み込み
投入ステージで廃棄物を運搬船に積み込みします。なお、運搬船は毎日は動いていないのでストックヤードに一時保管することもあります。

(図:投入ステージ)
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(図:投入ステージ内部)
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(c)埋立作業
運搬船で埋立地に運ばれた廃棄物は重機でベルトコンベアで中間地点まで運搬。その後、トラックで埋立場所に送り、内洋を順に埋立てます。

(図:埋立て前の内洋)
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(図:埋立て中の内洋)
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(d)配水処理施設
内洋にたまった廃水を排水処理施設で浄水します。施設の処理能力は下水処理場と同程度です。処理の中で発生した汚泥は1カ月でダンプ1台分ほどの少量です。汚泥は本土に戻され、処理されます。浄水した水はパイプを通して数か所から外洋に放出します。

(図:排水処理施設)

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(文責:村山祥栄、北村直也)

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